EYEVAN HISTORIC COLLECTION
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アイヴァンブランドの初期設計を現代に再構築した復刻コレクション。
EYEVAN HISTORIC COLLECTIONは、1970年代から1980年代前半に発表された「EYEVAN」・「EYEVAN CRAFT」・「Ivy Leaguers」などEYEVANブランドのモデルを検証し、その設計を現代の眼鏡として再構築するコレクションです。
単に過去の雰囲気を取り入れたクラシックスタイルではありません。現存する製品・当時のカタログ・図面・保管されてきた部品などを手掛かりに、フレームの輪郭・寸法・素材・カラー・丁番やテンプルの構造までをあらためて読み解いています。
起点となるのは、EYEVANが「着る眼鏡」という考え方を掲げ、眼鏡を視力矯正のためだけの道具から、服装とともに選ぶファッションアイテムへ変えようとしていた時代の製品です。ポンメガネとしてもごく僅かにEYEVANのヴィンテージを扱ってきましたが、今見てもチャレンジする姿勢がかいま見れる製品群でした。
1977年には、「ボストン」と「ウェリントン」という呼称のフレームが発表されました。現在では一般的な眼鏡形状の呼称ですが、EYEVANの創業者である山本哲司氏が名付け、その造形と呼び方が日本に定着する契機になったとされています。そのため、日本以外では前者はパントやラウンドとして、後者はスクエアという分類とされる場合が多く、日本国内のみで圧倒的な認知を得た特殊な名称です。
HISTORIC COLLECTIONで重視されているのは、形だけを復元することではありません。当時使われていた合金、アセテート生地、アンティーク調のメッキ、装飾を抑えた丁番、独自のテンプルなど、初期EYEVANを構成していた素材と製法にも可能な限り向き合っています。
第1弾では、1972年から1985年までに発表されたシリーズを起点とする6型が選ばれました。ボストン、ウェリントン、コンビネーション、ピース構造、ロゴプレート、ドラゴンテンプルなど、その後のEYEVANにつながる特徴をそれぞれ異なる角度から確認できる構成です。
現在のEYEVANが過去のデザインを参照して新作を作るコレクションだとすれば、HISTORIC COLLECTIONは、過去の製品そのものを資料として扱い、当時の設計を可能な限り正確に現代へ戻すためのコレクションです。
復刻された形を見るだけではなく、なぜその形が生まれ、どの部品や製法が選ばれ、それが後の日本の眼鏡デザインにどのような影響を残したのかまで含めて楽しめるシリーズです。














